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【新日本】DOUKI デスペラード撃破でIWGPジュニア初戴冠「俺だけは俺のことをずっと信じてた」

東スポWEB 2024年7月5日 21時48分

新日本プロレス5日の東京武道館大会で行われたIWGPジュニアヘビー級選手権は挑戦者のDOUKI(32)がエル・デスペラードを撃破し、第97代王者に輝いた。

6月札幌大会でベルトを奪取した王者から直々の指名を受け、巡ってきた大チャンス。デスペラードには「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(BOSJ)」の準決勝で敗れたばかりだが、メキシコ時代から関わりが深く鈴木軍時代でも共闘していたことで、実力を高く評価されていた。

その〝信頼〟に応えるかのように、DOUKIはデスペラードと一進一退の激闘を展開する。場外の相手にトぺ・スイシーダの要領から飛び付いてDDTを決めると、イタリアンストレッチNo.32でダメージを与えていく。

ヌメロ・ドスで反撃を許したDOUKIは、強烈なジャーマンスープレックスで劣勢に。それでもピンチェ・ロコだけは許さず、ラリアートを発射。最後は高度な読み合いからスープレックス・デ・ラ・ルナ(変型ドラゴンスープレックスホールド)で3カウントを奪ってみせた。

試合後のリング上でDOUKIは「デスペラードさん、聞こえるか。俺は今日であなたを本当の意味で超えたつもりはない。でも、最高のシチュエーションでの、最高の1勝であることは変わりない」と豪語。「デスペラードさん、今日はありがとうございましたなんて、そんな言葉を言ったらそこで終わってしまう。だから俺が言いたいことは一つ。また、俺の前に立ってください」と呼びかけた。

新日本参戦から5年でついにジュニアの最高峰王座を手に入れた。「何で俺がこの最高峰のベルトを取れたと思う? 答えは簡単だ。俺は周りに何を言われても、俺だけは俺のことをずっと信じてたんだよ。誰に何を言われても、俺には身長も体格もない。だけど俺には俺の良さがある。誰にも負けない気持ちがあったからここまで来れたんだ」と勝ち誇った新王者が、ジュニアの新しい時代の扉を開いた。

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