パリ五輪の開会式で日本選手団の旗手を務めるブレイキン男子の半井重幸（２２＝ダンサー名・）とフェンシング女子サーブルの江村美咲（２５＝立飛ホールディングス）が、大役への思いを明かした。
５日に都内で結団式と壮行会が行われた。江村は２０２２、２３年の世界選手権個人戦を連覇し、金メダル候補との呼び声が高い。「最初に旗手のお話をいただいた時はビックリの一言で、『まさか自分が』という感じだった。人生で一度しかないチャンスだし、自分を応援してくれる人やフェンシングにとっても、すごくいい機会になると思ったので引き受けた。日本選手団の代表として先頭を歩くので、いい意味で責任感を感じている」と気を引き締めた。
ブレイキンはパリ五輪から採用された。昨年の世界選手権銅メダルで、同じく金メダル候補のＳＨＩＧＥＫＩＸは「（旗手の）お話をいただいた時は、率直にうれしいなという気持ちと驚きもあった。周りの方々の支えであったり、応援してくれている方がいてこそ自分がステージに立って戦える。その感謝の気持ちを、何か形で恩返ししたかった」と笑顔を見せた。
さらに「ブレイキンがスポーツといった新たな文化と一緒に歩みを始める中で、たくさんのことを学んだ。ブレイキンからいい影響を受けた分、スポーツに新たな影響を与えていきたい。僕としてはここでブレイキンの選手が旗手をすることで、何か世の中に伝えられるメッセージがあると思う」と胸を躍らせていた。