7月26日からいよいよパリ五輪が開幕する。日本選手の活躍に期待が高まるが、五輪番組では〝おなじみの光景〟が見られなくなりそうだ。
東京で行われた前回大会ではNHKが嵐の櫻井翔、相葉雅紀、フジテレビが村上信五、テレビ東京が応援団長にTOKIOの国分太一を起用した。日本テレビも途中から、亀梨和也が現場リポーターを務め、TBSでは野球中継で中居正広を登場させた。
「つまり五輪は〝ジャニーズ祭り〟でもあったわけです」とはテレビ関係者。
ところが、今大会ではSTARTO ENTERTAINMENT(旧ジャニーズ事務所)のタレントが起用されることはなさそうだ。
最大の理由は昨年の故ジャニー喜多川氏による性加害問題。これを機にジャニーズ事務所は解体され、被害者の補償を行うSMILE―UP.とSTARTO社に分かれた。
「もちろんタレントに罪はありませんが、国際的なイベントで性加害のイメージは敬遠されます。しかもまだ補償業務は終わっておらず、国連人権理事会の作業部会に対応は不十分だとジャッジされました。なかなかテレビ局としては起用しづらい」(同)
NHKとテレ東をのぞく民放各社はこのところSTRTO社との距離を縮めており、タレント起用も急増している。
「しかしそれはあくまで国内での話。五輪のハードルは高い」(芸能プロ関係者)
〝ジャニーズ祭り〟封印でパリ五輪はこれまでとはひと味違う大会となりそうだ。