欧州選手権準決勝（５日＝日本時間６日、ドイツ・ハンブルク）でＦＷクリスチアーノ・ロナウド（３９＝アルナスル）を擁するポルトガルはフランスに０―０から突入した延長、ＰＫ戦の末（３―５）に敗れ、４強入りを果たせなかった。エースのＣ・ロナウドは今大会５試合出場も不発で各方面から厳しい意見が噴出してる。
フランスのエースＦＷキリアン・エムバペ（２５＝レアル・マドリード）とのストライカー対決が注目された一戦でＣ・ロナウドはノーゴール。延長前半３分には右からクロスに合わせるだけの決定機でシュートを大きくふかすなど精彩を欠くパフォーマンス。６大会連続出場で期待された大会最年長ゴールを決められず、初の無得点で自身最後となる「ユーロ」を終えた。
英紙「サン」はＣ・ロナウドについて「何もできなかった。涙しか記憶に残らなかった」と指摘し、１日のスロべニア戦でＰＫを外したときの失態を強調。英メディア「スカイスポーツ」は「母国に損害を与えている」とし、英紙「インディペンデント」は「試合に何の影響も与えなかった。ＦＫを壁に打ち込んだ」と伝えた。また、英メディア「ＢＢＣ」によると、元イングランド代表ＭＦダニー・マーフィー氏が「Ｃ・ロナウドを起用し続けるのはバカげている」と非難したという。
その一方で、フェースガードを着用したエムバペも好機をつくり出せず、無得点。延長前半で途中交代した。ＰＫ戦で勝利したフランスは準決勝（９日＝同１０日）でスペインと対戦する。