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井岡一翔 熱狂的アルゼンチン応援団の前で「日本人の強さ見せる」王座統一に自信

東スポWEB 2024年7月6日 17時58分

ボクシングのWBA・IBFスーパーフライ級王座統一戦(7日、両国国技館)の前日計量が6日、都内で行われ、WBA王者の井岡一翔(35=志成)は52・0キロ、IBF王者フェルナンド・マルティネス(32=アルゼンチン)は52・1キロでともに1回目でパスした。マルティネスが10人ほどの応援団から熱狂的な応援を受けていたのに対し、井岡は「日本人の強さを見せて必ずベルトを統一したい」と闘志を燃やした。

計量後の写真撮影で複数回のにらみ合いを演じた井岡。マルティネスが挑発的にフットワークをしながら顔を近づけても全く動じることはなく、「戦う準備はできている。過去最高と言っていいぐらい」と仕上がりに自信を示した。

マルティネスの応援団は名門サッカーチーム、ボカ・ジュニアーズのユニホームを着用して応援歌を大合唱するなど熱狂し、自身はアルゼンチンサッカーの英雄リオネル・メッシのユニフォームを着用。この日の会場でアルゼンチン国旗を掲げることを大使館から快諾され、試合はスポーツ専門局ESPNを通じて南米全土で放送される。これら母国のバックアップにマルティネスは「国と国を背負って2人のボクサーがが衝撃的な戦争をやる。歴史的な試合になる。夢を現実にしたい」と意気込んだ。

母国の誇りを前面に押し出す相手陣営を見た井岡は「サッカーの文化なのか国の文化なのか分からないですけど、彼らには彼らなりの文化があってのことと思う」と理解を示し、「お互い士気が上がっているのは間違いない。盛り上がっていると感じている」と歓迎。だが、「日本人の強さを見せて必ずベルトを統一したい」と、自身も誇りをかけて戦うとアピールすることも忘れなかった。

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