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【阪神】岡田監督 虎指揮官で単独トップの515勝…記念球にニヤリ「当然、家に持って帰りますわ」

東スポWEB 2024年7月6日 22時33分

阪神は6日のDeNA戦(甲子園)に2―1で辛勝し、連敗は2でストップ。順位に変動こそなかったが、首位・広島とのゲーム差は2まで縮まった。

岡田彰布監督(66)はこの日の勝利で、阪神の監督としては歴代単独トップとなる515勝目をマーク。ウイニングボールを捕手の坂本から受け取り「当然、家に持って帰りますわ」とニヤリと笑った。

514勝でタイに並んでいたのは1960年代に、合計7シーズン、タテジマの指揮官を務めた藤本定義氏。実父が球団の有力後援者だった岡田監督は、幼少期から阪神とともに育ってきたが「そんなん小さな頃に監督なんか見ているかいな」と藤本監督の印象について問われても、軽く笑い飛ばした。

指揮官として優勝2回、日本一は1回。名実ともに「タテジマ史上最高の名将」となった格好の岡田監督だが「あんまり気にしてないわ」と軽く受け流す。今、視界の先にあるのは球団史上初となるリーグ連覇ひとつしかない。

6月6日の楽天戦(甲子園)に敗れて貯金を0とした際、指揮官は「ええやん。明日からもう一回開幕なんやから」と語りナインを鼓舞。その後も一進一退の戦いが続き、何度も借金生活転落の危機に陥ったが、ギリギリのところで踏ん張り勝率5割以上をキープしてきた。徳俵に足を着けてからの強さを問われると「分からんわ。シーズン終わったら『大きかった』と言えるやろな。そら今は(貯金を)減らさんように、増やすことだけ考えとるからな」。

12球団最年長となる百戦錬磨の老将は、今も戦場の最前線に立ち兵を動かす。手にした勲章の数々を振り返るのは、全てが終わってからでいい。

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