ソフトバンク・大津亮介投手(25)が6日の楽天戦(みずほペイペイ)に先発したが、6回4失点で4敗目(6勝)を喫した。
3回まで一人の走者も許さない完璧な投球を見せていた。しかし4回、辰己に適時打を浴びて先制を許すと、5回には黒川に2ランを被弾して2失点。6回にも1点を奪われ、3イニング連続で失点してしまった。
結局、6回までに114球を投じて4失点で無念の降板。「高めに浮いたボールを長打にされてしまった。失点も連続して取られたので何とかしないといけないし、同じミスをしないようにしなければいけない」と悔しがった。
倉野投手コーチは「3イニング目まですごくいい感じだったんで…」と序盤の投球を評価。それでも「4回から崩れ出して、もうひと踏ん張りできないっていうところが今の大津の力なのかな。最初から調子が悪いのなら分かるけど、調子がいい時に落ちてしまうっていうのは、まだ本当の強さがないんじゃないかな」とさらなるレベルアップを求めた。
もちろん大津への首脳陣の期待は大きい。倉野コーチは「ここを乗り越えないと10勝10敗の投手になってしまう。15勝5敗の投手を目指してほしい」と奮起を促す。
今年から先発に転向した2年目右腕。「本当の強さ」を手に入れ、ひと皮むけることができるか。