米プロバスケットボールNBAレイカーズの八村塁(26)に、キャバリアーズとネッツの3球団が絡む〝三角トレード〟が急浮上してきた。
八村を巡っては昨季大きな成長を遂げたが、J・J・レディック新監督を迎えたレイカーズは大物補強に動いており、八村はトレード要員となっている。
オフに入ってさまざまな噂が取りざたされる中で、レディック新監督の就任後に初めて具体的なトレード案が出てきた。
米メディア「ブリーチャーリポート」は、まずキャバリアーズが若手スター候補のダリアス・ガーランドを放出する計画を立てていると指摘。その上で「レイカーズは、レブロン・ジェームズとアンソニー・デービスに次ぐ第3のスターを必要としているチームであり、ガーランドにとって理想的な移籍先になりそうだ。2チーム間の取引も可能だが、再建中のブルックリン・ネッツを取引に加えることで、3つのチームすべてが必要なものを手に入れることができるだろう」とネッツも絡めて三角トレードに発展すると水面下の最新状況を伝えた。
同メディアによると、キャバリアーズが獲得するのは、キャメロン・ジョンソン、オースティン・リーブス、八村。レイカーズが獲得するのは、ダリアス・ガーランド、カリス・レバート。そしてネッツが獲得するのは、ディアンジェロ・ラッセル、ジェイレンフッド・シフィーノ、クリスチャン・ウッド、レイカーズの2029年ドラフト1巡目指名権になるとした。
そして、キャバリアーズが八村を獲得したい理由をこう説明した。「26歳の八村は、シュート力、守備力に優れたもう一人の大型ウイングで、新体制のキャブズの先発候補である」。キャバリアーズは開幕に向けて、ケニー・アトキンソン氏(57)が新ヘッドコーチ(HC)に就任したばかり。新指揮官が八村獲得を熱望しているようだ。
そして八村を含めて獲得する3選手について「絶頂期にあるか、もうすぐ全盛期を迎えるところだ」と強調。今季東地区4位でプレーオフも同準決勝まで躍進したチームはこれから黄金時代を築こうとしており、その一角を担う存在として八村に白羽の矢を立てたのだ。
3球団による大型トレードで八村のキャバリアーズ移籍が実現するのか。全米注目の交渉となりそうだ。