女子プロレス「スターダム」は７日、スタッフへの暴行行為と素行不良により、極悪ユニット「大江戸隊」のテクラ（３１）に３大会の出場停止と減給処分を科したと発表した。
テクラは同日の東京・後楽園ホール大会で「コズミック・エンジェルズ」の玖麗さやかとシングルマッチで激突。玖麗を場外へ投げ飛ばしブレーンバスターを敢行した。だが、リングを戻ろうとしたところで玖麗に足をつかまれ、試合は両者リングアウトによりドローとなった。
試合後、激怒したテクラはレザーベルトで玖麗と村山大値レフェリーを暴行。さらにバックステージでも撮影スタッフをベルトで殴り飛ばし、スマートフォンを強奪した。
テクラは４日の後楽園大会でも、大会前に開催されていた玖麗のポートレートお渡し会に乱入し注意を受けていた。事態を重く見た岡田太郎社長は後楽園大会後、マスコミを集め「テクラ選手がうちのスタッフを暴行したことがわかり、出場停止し選手給を減棒する処分となりました。厳しく注意します」と報告した。
これにより１２日のエディオンアリーナ大阪第２競技場大会、１３日大阪・大和アリーナ大会、１４日の滋賀県立文化産業交流会館イベントホール大会が出場停止に。その間の選手給を減額することが緊急決定した。
なお、渡辺桃と組みゴッデス王者の朱里＆小波に挑戦する２３日の後楽園大会は出場可能で、予定通り王座戦が行われる。