Infoseek 楽天

サッカー韓国代表監督に洪明甫氏が決定も…外国人指揮官の招聘失敗で猛批判「時間を無駄にした」

東スポWEB 2024年7月7日 18時44分

韓国サッカー協会(KFA)が7日、サッカー韓国代表チームの次期監督にKリーグ蔚山の洪明甫(ホン・ミョンボ)監督が就任すると発表した。

韓国はアジアカップで4強敗退に終わったことで、ユルゲン・クリンスマン監督を電撃解任。その後は時間をかけて外国人指揮官を招へいする方針を固めてさまざまな指導者と交渉を行い、その間は3月に黄善洪氏、6月は金度勲氏を暫定監督に立てていた。

9月から始まる北中米W杯アジア最終予選に向けてようやく正式な指揮官が決まったと思ったら、かつて韓国代表を率いて不振から非難を浴びた洪氏の復帰で決着。目標だった外国人監督の招へいは失敗に終わった。

そのため韓国内では早くも洪監督の就任に批判が渦巻いている。

韓国メディア「インターフットボール」は「韓国サッカー国家代表チーム次期監督に洪明甫監督が内定した中で、KFAが時間を無駄にしたことに対する批判が大きくなっている」と報じた。

「ただ時間を無駄にしたと表現するしかない。クリンスマン監督の更迭以後、急に次期監督選任に突入したのは分かるが、2度も期限を設定しておくことができなかったのは批判が大きい。KFAは守ることができる期限を十分に設定した後、徹底した検討と交渉を経て監督選任を進めるのが良い選択だっただろう」と糾弾する。

続けて決定の経緯も疑問視。「洪監督にも時間が足りなくなった。2度の暫定監督を経た後、結局、洪監督だったら、最初から指揮棒を与えて時間を稼ぐことがより良かった。全国民が見守っている関心事だ。洪監督の理由を全国民が納得できるように共感を形成して、世論ができなければならない話だ。少なくとも今回のように、KFAが決めた選任期限に追われて慌てて洪監督を選任してはならなかった」と、クリンスマン監督の解任時にも洪監督は選択肢に挙がっていただけに、暫定監督を立てた期間がまさに無駄になったというわけだ。

「KFAが2回の暫定監督選任と、外国人監督と交渉するために送った5か月は再び戻らない」。韓国代表監督問題を巡るドタバタ劇で、最終予選に向けて不安が広がる。

この記事の関連ニュース