社会学者の古市憲寿氏が7日、日本テレビ系「真相報道 バンキシャ!」に出演。東京都知事選の投票率についてコメントした。
番組では午後6時時点での推定投票率が34・12%で、前回の都知事選より0・38ポイント高くなっていることが紹介された。
これについて古市氏は「意外と高いですね。バブル前と比べるとすごい上がってて、それぐらい政治に関心がある。裏を返せば社会に不満があるという人がある程度いるのかもしれないですね」と分析。
MCの桝太一アナから「投票率を上げよう、上げようという話があるがどう感じてますか?」と聞かれると、「上がればいいというものでもない気がする。みんながみんなすごい考えて投票に行くわけでもないじゃないですか。むしろ投票ってきっかけだと思う」と指摘した。
その上で「今日、投票に行く人は1票を入れたからには、当然結果気になりますよね。それで十分意味があると思う。まったく関心がないよりも、民主主義って政治に関心を持つのが一歩。投票って1個の手段でしかない。やみくもに投票率を上げようというのは違う。むしろ投票率が低いのもある種のメッセージだと思っている」と私見を述べた。
続けて今回の都知事選の話題に戻り「投票率がある程度高いというのは、それぐらい政治に関心を持っている、もしくは東京都に不満を持っているという人がいる表れなのかなという気がする」と感想を述べた。