バスケットボール男子の国際強化試合(7日、有明アリーナ)、世界ランキング26位の日本は同50位の韓国に88―80で勝利を収めた。
日本は第1クオーター(Q)の序盤から3点シュートを許すなど、思うようにペースを握ることができない。終盤に富樫勇樹(千葉)が3点シュートを放り込むも、19―22で終えた。
第2Qはなかなか3点シュートが入らない展開だったものの、ジョシュ・ホーキンソン(渋谷)らの攻撃で点差を詰めると、35―36の場面で河村勇輝(横浜BC)のパスから吉井裕鷹(三遠)が2点シュートを決めて逆転。43―39で前半を折り返した。
流れを引き寄せた後半は、日本が主導権を握る場面が目立った。第3Qは河村が立て続けに3点シュートを沈め、リードを広げる。第4Qは一進一退の攻防となったが、何とか逃げ切った。
5日の韓国戦は84―85で敗戦。トム・ホーバス監督は「(追い上げた)第4Qでやっとうちのバスケをやったかなと思ったけど、修正しないといけない」と苦言を呈していた。それだけに、パリ五輪前最後の国内での試合を白星で締めくくったのは大きなプラス。残りの期間でさらに状態を上げていきたいところだ。