阪神・桐敷拓馬投手(25)が7日のDeNA戦(甲子園)で好投を見せ、6―5のサヨナラ勝利を呼び込んだ。
1点ビハインドの9回に6番手として登板。先頭の佐野を二ゴロに打ち取ると、続く山本、京田を連続で空振り三振に打ち取った。「3人で切ることができましたし、三振で終えられたというのもこっちに(流れを)持ってこれたかと思うんで良かったです」と汗を拭った。
5回までに4点ビハインドの展開も野手陣、投手陣の踏ん張りで接戦に持ち込んだ。「自分も3人でいい形で終えれば何かあるかなと。追い越してくれると思っていました」というイメージ通りの展開で、自らにも今季3勝目(0敗)が転がり込んだ。
岡田監督は「(3試合)連投になるんで、ゲラと岩崎を使わないようにと。本当はこんな展開を描いたんじゃないんだけど、こういう展開で使わないで勝つ方法もあるのかと。最後はそう思いましたね」と笑った。
負ければ勝率5割に逆戻りだったが連勝で貯金2とし、首位・広島には1ゲーム差の3位と肉薄。苦しい戦いは続くが絶妙なバランスでセ・リーグ上位戦線に食い込んでいる。