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【バスケット】男子代表の人気定着へ…求められるパリ五輪の結果「結局、勝てるスポーツが人気出る」

東スポWEB 2024年7月8日 6時15分

さらなる人気アップのカギは? バスケットボール男子の国際強化試合(7日、有明アリーナ)、世界ランキング26位の日本は同50位の韓国に88―80で勝利を収め、パリ五輪前最後の国内での公式戦を白星で締めくくった。

5日の試合は84―85で敗れたものの、同じ過ちを繰り返さなかった。第1クオーター(Q)はリードを許して終えるも、第2Qに河村勇輝(横浜BC)のアシストから逆転。終盤は粘る韓国を振り切った。河村は「まだまだ足りないことばかり。正直これが本番じゃなくてよかった」と反省点を挙げた。

この日は1万3382人が来場して、大歓声で選手を後押し。男子代表への期待が高まる一方で、世界の中ではまだ発展途上の段階だ。五輪選手らを担当するマネジメント関係者は「例えばバレーボールの男子代表は世界でも強いレベルになったので、より注目を集めている。結局、勝てるスポーツが人気出る傾向はある」と指摘する。

男子代表は長らく低迷期を過ごしたが、昨年のW杯で48年ぶりに自力での五輪切符を獲得した。個人でも八村塁(レイカーズ)がNBAの舞台で活躍し、渡辺雄太も昨季までプレー。さらには河村がグリズリーズ、富永啓生もペイサーズと「エグジビット10」契約に合意するなど、チーム、個人ともに力をつけてきている。

そんな男子代表はパリ五輪の目標を「ベスト8」に設定。河村は「今日出た課題をまた明日から修正して、取り組んでいければ」と前を向いた。残りの期間でさらなるレベルアップを遂げ、一大ブームをつくり出すことはできるか。

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