コメンテーターの玉川徹氏が8日、「モーニングショー」(テレビ朝日系)に出演。七夕決戦となった都知事選で得票率2位と大健闘した広島県安芸高田市の元市長・石丸伸二氏について、次期衆院総選挙で岸田文雄首相との一騎打ちの可能性を予想した上で、〝本命〟は広島県知事だと指摘した。
下馬評では現職の小池氏と蓮舫氏の戦いと見られていたが、ふたを開けるとSNS戦略で若者に支持を訴え続けた石丸氏が、蓮舫氏を追い抜いて得票率2位となり大きな話題となった。
玉川氏は蓮舫氏が「キツいイメージ」が影響しての大惨敗したと指摘した上で、石丸氏について「勝者は石丸さんだと思います。石丸さんにお話うかがいましたけど、特に具体的なことないんです。イメージなんです、すべて。だけど、そのイメージで165万票獲れるんです」と話し、蓮舫氏と対比させてイメージ戦略で上回ったと分析。
さらに「石丸さん、今回、都知事になれると思っていなかったんじゃないかと思います。これくらいの得票して大勝利です。次の総選挙で(岸田文雄首相の地盤である)広島1区から出馬するかもしれない。そこで負けるかもしれない。そうすると、来年の11月に広島の知事選挙がある。僕は初めからそこを見てたんじゃないかと思います」と、今後、衆院総選挙で岸田首相との一騎打ちを経て、〝本命〟である広島県知事を狙う可能性を指摘した。
これを聞いた政治評論家の田崎史郎氏も「本来は広島県知事選狙いだというのは、その通りだと思います」と同調した。