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南米選手権8強敗退の低迷ブラジル 怒りのファンがダニーロ主将と〝一触即発〟の事態に

東スポWEB 2024年7月8日 15時45分

ブラジル代表は、6日(日本時間7日)の南米選手権準々決勝でPK戦(2―4)の末、ウルグアイに敗れて8強止まりとなった。

W杯最多5度の優勝を誇るサッカー王国の不振。後半29分にウルグアイに退場者が出て数的有利となったが、FWビニシウス(レアル・マドリード)を出場停止で欠くなどの影響もあって、0―0のまま90分が終了。決勝以外は延長戦を行わない大会規定により突入したPK戦で力尽きた。今大会は1勝2分けだった1次リーグから精彩を欠き、その流れのままで終了した。

当然ながらファンもフラストレーションをためている。ブラジルメディア「グローボ」によると、ウルグアイ戦後、イレブンがホテルに戻ったときに、こんなことがあったという。あるファンが、主将のDFダニーロ(ユベントス)に向かって「なんてひどいんだ」とののしり、代表チームから去るよう求めたという。さすがに素通りはできなかったのか、ダニーロは当該ファンの目の前に詰め寄り、厳しい表情で「応援ありがとう」と皮肉を込めて言い放ち、その場を去った。

ダニーロは8強での敗退後、「勝てなかったこと、今大会で先に進めなかったこと、この結果は重くのしかかるが、ここのプレッシャー、このタイプの試合を初めて経験した選手たちの成長には、多少のフラストレーションも必要であることも理解してほしい」と語っていた。2026年北中米W杯南米予選でも、10チーム中6位(2勝1分け3敗)と苦戦。近いうちに強いブラジルは復活するのだろうか。

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