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乙武洋匡氏 メディアが主要候補を選ぶ選挙報道に疑問符「罪深さを感じずにはいられません」

東スポWEB 2024年7月8日 17時50分

作家の乙武洋匡氏が8日、自身の「X」(旧ツイッター)を更新し、東京都知事選について言及した。

乙武氏は「今回、メディアは選挙前から『主要4候補』として、小池百合子さん、蓮舫さん、石丸伸二さん、田母神俊雄さんを扱っていましたが、選挙結果が出たいま、はたしてその選定は正しかったのだろうかとあらためて考えています」と問題提起した。

「たしかに選挙中にぐんぐん支持を伸ばした安野たかひろさんを選挙前から『主要候補』として扱うことは難しかったかもしれませんが、彼の建設的な政策や他者を批判しない選挙スタイルは、非常に好感の持てるものでした。今回10~20代では石丸候補の人気が高かったようですが、安野さんの存在がより多くの有権者に知られていれば、もう少し(いや、かなり)異なる結果になっていたような気がしてなりません」と指摘した。

それを踏まえ「あらためてメディアが勝手に『主要候補』を選定することの罪深さを感じずにはいられません。とはいえ、56名を超える候補者全員を均等に扱うことも現実的でないことを考えると、やはりどこかで線引きをしなければならないのも事実。まだ答えは出ませんが、私なりの〝宿題〟として、この問題については引き続き考えていきたいと思います」と述べた。

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