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水田航生 不安な時にどう過ごすか問われ「寝ます」

東スポWEB 2024年7月8日 18時27分

俳優の水田航生(33)が8日、兵庫県立芸術文化センターで行われた「ロボット」(12月14、15日)の取材会に出席した。

同公演は、チェコの劇作家カレル・チャペック氏が100年前に書いた戯曲を、演出家のノゾエ征爾氏が現代の物語としてよみがえらせる。原作は人間が労働力として生産したロボットが意志を持ち、最後には反乱を起こすという、機械文明に警鐘を鳴らす作品として知られ、過去にさまざまな舞台化や映画化された名作だ。

今回、主人公でロボット研究者のアルキストを演じる水田は「今やる意義がある作品。公演は寒い時期ですが、熱い稽古をする」と意気込んだ。

役柄について「常に傍観しているという印象ですが、一歩先を読んでいるかのようなセリフだったり、感じ方をしていて、見ている人たちの代弁者なのかな」と解説。

ただ、作品の世界観を理解することが難しいといい、「3幕目から(主人公が)1人だけ生き残ってしまってからのお芝居は難しいものがある」と吐露した。

主人公は不安になったらレンガを積むことから、水田自身が不安な時、どう過ごすのか聞かれると「どんなにこの世の終わりだと思っても寝ます。どんなにつらくてもおなかがすくし、どんだけしんどくても眠たくなる。単純に人間として生きようとしてるんだと客観的にとらえた時に不安が解消される」。

今後の目標は演出や書籍の出版のオファーがあればやりたいという。

「もし自分が演出家するなら…とか現場で思ったりします。勇気のある制作会社があれば。やってみたい!」と意欲を語った。

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