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大谷翔平 米メディアにまたディスられる「MVPに値しない」「守備では何もしていない」

東スポWEB 2024年7月9日 17時12分

これもスーパースターの宿命か…。ドジャース・大谷翔平投手(30)が絶好の新天地1年目を送っている。8日(日本時間9日)までに88試合に出場してナ・リーグ単独トップの28本塁打、打率3割1分4厘(同2位)、65打点(同3位)、OPS1・036(同1位)と軒並みトップの成績を収めている。

これだけの打撃成績を収めていれば、必然的に浮上してくるのがシーズンMVPだ。しかし、米メディア「ベリーアップ・スポーツ」では「大谷翔平はMVPに値しない」と過激な見出しで〝反論〟。「素晴らしいシーズンを送っている」と打力については評価しつつも「値しない」とした理由は昨秋に右ヒジを手術した影響で今季は指名打者(DH)に専念する予定だからだという。

同メディアでは「大谷はMVP級の成績を残しているが、野球の試合に勝つためには打撃だけでは十分ではない。打撃と守備の要素がある。守備では何もしていない」とバッサリ。2005年に159試合で打率3割、47本塁打、148打点、OPS1・001の好成績を残したレッドソックスのオルティスが、162試合で3割2分1厘、48本塁打、130打点、OPS1・031だったロドリゲス(ヤンキース)にMVP投票で敗れたのも「彼(オルティス)がほとんどフィールド(守備)でプレーしなかったため」とDH起用が落選した理由と説明した。

そのため大谷に対しても「打つだけでフィールドに(守備で)全く出ない選手にレギュラーシーズン最高の栄誉を与えるべきではない」「大谷を特別扱いするべきではない。ドジャースは彼がいなくてもナ・リーグ西地区で優勝し、ポストシーズンに進出するだろう」と辛らつだった。

これまでにも守備に就かないことをネックとする論調は米国内にあったが、シーズンの半分以上を消化してまたしてもDH専念をディスられた格好だ。これまでの歴史上、DHでMVPを獲得した選手はいない。大谷は従来の〝常識〟をぶち破り、史上初の男になれるのか――。

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