ドイツ2部デュッセルドルフの日本代表MF田中碧(25)が〝1部脱出〟に苦戦を強いられている。
昨夏も1部クラブへの移籍を希望したが、失敗に終わり、2023―24年シーズンもデュッセルドルフでのプレーを強いられた。昨季は入れ替え戦行きとなるリーグ3位に押し上げに貢献し、今年こそはの思いは強いだろう。
その証しの一つとして挙げられるのが、現地メディアで代理人事務所を「CAA Base」から「Sports360」へチェンジしたことが報じられたことだ。しかしドイツ紙「ライニシェ・ポスト」は、法的問題により〝元サヤ〟になったと伝えている。
昨夏の移籍に失敗した事務所となれば、同じことが繰り返されかねない。それだけにドイツメディア「ビルト」は「デュッセルドルフは移籍金300万ユーロ(約5億円)を獲得したいと考えている。田中が新天地に加入するのであれば、それはいいことだ。良くないこととはいえ、失敗したときには、首脳陣は昨シーズンのような最高のパフォーマンスを期待している」と指摘した。
場合によっては、デュッセルドルフでもう1年プレーし、来夏までの契約を満了した上でフリーの身で移籍となる可能性もあるわけだ。田中は再び〝悪夢〟を見ることになってしまうのか。