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大失速のヤンキースに駆け込みトレード浮上 米敏腕記者「レンヒーフォは適任」

東スポWEB 2024年7月9日 19時45分

ヤンキースの崩壊が止まらない…。シーズン序盤は順調に白星を積み重ねてきたが、6月中旬から大失速。直近は22試合で6勝16敗と投打の歯車がまったくかみ合わなくなった。開幕ダッシュを決めて8日(日本時間9日)現在、貯金18とア・リーグ東地区で2位をキープしているとはいえ、チームは危機的な状況に陥っている。

「ヤンキースのトレードのウワサ」としてルイス・レンヒーフォ内野手(エンゼルス)、ターナー・スコット投手(マーリンズ)、カルロス・エステベス投手(エンゼルス)がターゲットとして挙げられている」として8日(同9日)に紹介したのはインド系メディア「スポーツキーダ」だ。ヤンキースはプレーオフ進出がほぼ確実なため、2024年のMLBトレード期限を前に買い手となる可能性は高いとし、同時にファンはブライアン・キャッシュマンGMに、現在低迷しているチームに何らかの補強をするように強く求めていることも伝えている。

その中で米スポーツ放送局ESPNのジェフ・パッサン記者が最新コラムで7月30日のトレード期限前にヤンキースが狙う可能性のある選手の一人としてルイス・レンヒーフォの名を挙げる。少なくともキャッシュマンが一人のハイレベルなリリーフ投手も獲得しようとしていると考えており、そのリストのトップ候補はターナー・スコット、カルロス・エステベスだ、としている。

パッサン記者は「ヤンキースは少なくとも打撃重視の内野手を獲得すべきだ。エンゼルスのルイス・レンヒーフォは適任だが、手の負傷で故障者リスト入りしたのは憂慮すべきで時期尚早だ。マイアミのタナー・スコットや、今季27イニングで一つの偶発的な四球を与えただけのエンゼルスのクローザー、カルロス・エステベスのような終盤を任せられるリリーフ投手も獲得すべきだ」と進言している。

パッサン記者によると「キャッシュマンGMは先発ローテーションの強化も検討すべき。そこも最近の成績不振の原因の一つだ。ヤンキースの先発陣は過去1か月、MLB全30チーム中、防御率が最悪だ」とも指摘する。

さらにヤンキースへ向けての〝ぼやき節〟も紹介。「日曜の夜にボストン(レッドソックス)を抑え込む前、ルイス・ギルは最初の2か月は素晴らしい活躍を見せたが、それ以来は散々な成績だ。マーカス・ストローマンはシーズン中盤の恒例の失速が起こっている。カルロス・ロドンは過去26イニングで7本のホームランを許している。ゲーリット・コールの投球はやや落ちた。クラーク・シュミットは広背筋の緊張で投球を止められて以来、まだマウンドから投げられていない」(パッサン記者)

最後に、ヤンキースは2009年以来、初のワールドシリーズ優勝を目指しているが、パッサン記者は現状を考えると、そのためにはトレード期限までにチームが才能ある選手を獲得する必要があると感じているという。

もうトレードでしかヤンキースの低迷は止められないのか…。

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