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【広島】「8回の男」島内颯太郎打たれ首位陥落 セットアッパー抹消へ

東スポWEB 2024年7月9日 22時27分

広島は9日の巨人戦(マツダ)に3―5で敗れ、今季3度目の4連敗、6月7日以来、約1か月の間、君臨した首位から陥落した。

ゲーム差なしで迎えた首位攻防初戦は、7回を終えて3―3の同点で終盤へ。8回、2番手の島内颯太郎投手(27)が、G打線につかまった。一死から吉川、ヘルナンデスに連打されると、4番・岡本和には右翼に勝ち越しの犠飛、さらに二死三塁から門脇に右前適時打を許し、この回2失点で、万事休した。島内は門脇に打たれところで降板。試合後は「ここを踏ん張らないといけない」と敗戦を一身に背負い込んだ。

右腕はこの日が、12球団最多の今季38試合目の登板。吉川には154キロ、門脇には153キロといずれも、これまでならファウルなどで球威で押し込めていたはずの直球がフェアゾーンへ弾き返されるなど、本来の球質ではない模様。これで右腕はこの試合を含めた登板6試合で3敗を喫するなど、やはりシーズンで登板を重ねてきた勤続疲労は否めない様子だ。

試合後、新井貴浩監督(47)は「ちょっと考えたいなと思います」とこれまで不変の信頼を寄せた「8回の男」を対話をへた上で、ここまで一度、心身をリフレッシュさせることを目的に、右腕を登録から外す措置を決断。10日以降は〝急場〟をしのぐために、これまで「島内→栗林」とつないできた赤ヘルの勝利の方程式の〝再編〟に着手し、新たな継投パターンを模索していく。

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