ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(31=大橋)が9月に予定している次戦に注目が集まる中、IBF&WBO同級1位サム・グッドマン(オーストラリア)の陣営が〝緊急参戦〟を表明した。
井上は当初、次戦9月の対戦相手としてグッドマンに照準を定めていた。しかし、グッドマン側が今月10日に母国でチャノイ・ウォラワット(タイ)とノンタイトル戦を行うことを優先したため立ち消えに。井上の次戦はWBO同級2位TJ・ドヘニー(アイルランド)との対戦が有力視されている。
そうした中、9日にノンタイトル戦の前日計量をパスしたグッドマン陣営から、注目発言が飛び出した。「FOXスポーツ・オーストラリア」は「グッドマンは今年9月に日本の大スター、井上尚弥と早めに対戦する可能性がある」と報道。「火曜日(9日)の計量後、(グッドマンをプロモートする)ノーリミット社のジョージ・ローズCEOはFOXスポーツ・オーストラリアの取材に応じ、9月の試合も可能性があると語った」「ローズCEOは『水曜日(10日)の試合後にすぐに私の電話が鳴れば、サムが9月に間に合うことは保証できる』と語った」と伝えた。
モンスターとグッドマンの対戦は、早くても12月ごろとみられていた。井上の次戦9月に間に合わせるとなると、わずか2か月しか準備期間がないことになるが…。果たして、どうなるか。