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【阪神】才木浩人 好投報われず9勝目おあずけ…岡田監督「ちょっとかわいそうだけど」

東スポWEB 2024年7月10日 0時18分

阪神・才木浩人投手(25)が、9日のヤクルト戦(甲子園)に先発。7回6安打1失点の力投も、打線の援護に恵まれず、キャリアハイの今季9勝目はおあずけとなった。

初回から先頭・丸山に中前打から二盗を許し、西川の遊ゴロで一死三塁のピンチ。ここで聖地は突然の大雨に襲われ、猛烈な蒸し暑さとなった。それでも、大粒の汗と雨を拭いながら長岡を一ゴロに打ち取り、2アウト。続く村上に対してはギアを一気に上げ、フルカウントから123キロのスライダーで空振り三振に仕留め、無失点で切り抜けた。「きょうはまっすぐが調子よくなかった中でも、梅野さんがスライダーを中心にうまくやってくれたので、一気に切れたのが大きかった」と振り返った。

0―0で迎えた4回には長岡の中前打から村上、オスナの二ゴロの間に二死三塁とされ、宮本の先制の適時打を浴びたが、その後は燕打線を封じた。

「キャッチボールから体の使い方、体の感じがちょっと違うなって。試合でもあったんですけど、その中で変化球使いながら投げれたので、今年のピッチングって感じですかね」と充実感をにじませた。

しかし、虎打線は7回まで5安打無得点と振るわず。才木は2試合ぶりの勝ち星をつかむことはできなかったが、「もう、しょうがないと思う。僕はコントロールできるわけじゃないんで」と打線を責めず、「打線とのかみ合いのところなんで、あんまり気にしないようにはしてます。自分のできる範囲のことをしっかりやっていこうと思います」と表情を引き締めた。

岡田彰布監督(66)「そんなに良くなかったけど、その割にね。あのヒット、1点はしょうがないからね。だから、いいピッチングをしてるけど勝ち星が前回もつかなかったし。ちょっとかわいそうだけど。ああいうピッチングをしていると、打線も才木の時に点を取ってくれると思うよ」と好投した右腕をねぎらった。

結局、チームは9回に近本の逆転適時打が飛び出し、2―1でサヨナラ勝利。連勝を3に伸ばし、貯金を3に増やした。

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