パ・リーグ首位のソフトバンクは9日のオリックス戦(京セラ)に0―3で敗れ、今季8度目の零封負けを喫した。先発の柱・有原が118球の力投で7回3失点(自責2)と踏ん張ったが、打線が散発4安打と振るわなかった。
試合後、小久保監督は「今は今年で一番チーム状態が悪い」とはっきり言い切った上で「こういう時はもう、自分が何をすべきかってことをやるしかない。だから、個々が今、何が必要かってことをやるだけ。トータルの流れとか全体のことは僕が考える。選手は個々に、自分がやるべきことをやるってことですね」と、穏やかな口調で選手にメッセージを送った。
直近5試合で3度目の零封負け。打線に元気がない時期は長いシーズンの中で必ず訪れる。貯金26、2位とは9ゲーム差。精神的支柱にして主砲・柳田をケガで欠き、絶対守護神オスナも登録を外れている。助け合いの精神で白星を量産してきた鷹にとって、今がまさに踏ん張りどころだ。