女子ゴルフの渋野日向子（２５＝サントリー）が、米ツアー今季メジャー第４戦「エビアン選手権」（１１日開幕、フランス・エビアン・リゾートＧＣ）に臨む。
渋野は「全米女子オープン」で２位、「全米女子プロ選手権」で７位とメジャー２戦連続トップ１０入り。そうしたなか５大大会で唯一、上位進出がないのが「エビアン」だ。初参戦だった２０２２年は、カットラインに９打及ばず予選落ち。昨年は決勝ラウンドに進んだものの、５９位にとどまった。
メジャー昇格前に宮里藍が２勝（０９、１１年）したことに象徴されるように、日本人選手が上位に顔を出すことが多い大会だが、渋野とは相性がいまひとつ。会場となるエビアン・リゾートＧＣは、フェアウエーにも平坦な場所がほとんどない難コース。攻略のためにはボールが傾斜に置かれた状態での打ち方が求められ、渋野はあまり得意としていない。
ただ、今年は復調著しい状態で大会を迎えるだけに、初の上位進出の期待が高まる。ツアー関係者も「エビアンのコースに対応できるようになっているのか見てみたい」と注目するなか、渋野は進化した姿を見せることができるか。