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【西武】野村大樹「ベース踏み忘れ」だけじゃない 新戦力が飲み込まれる〝負の連鎖〟

東スポWEB 2024年7月10日 6時14分

西武は9日の日本ハム戦(ベルーナ)で延長10回に3番手・松本が清宮に1号2ランを浴びるなど3失点。1―4で敗れ、今季8度目の4連敗で借金は最悪の「28」まで膨らんだ。

細かいミスも展開を苦しくした。今月5日にソフトバンクからトレード加入し、2度目の先発出場となった野村大樹内野手(23)が5回の第2打席で右中間への打球で一塁ベースを踏み忘れ。〝二塁打〟も移籍後初安打も幻となった。渡辺久信監督代行(58)は「あれは一塁審判は間違えないですよ。絶対に見てる」とし、試合全体についても「結局、しっかりやるべきことができていなかった。そこに日本ハムとの差が出たというところ」と総括した。

〝一塁空過〟の凡ミスを犯した野村は「僕的には踏んでるんですけど、審判の判断が全て。打球が『抜けてくれ』と見過ぎた感じがあって踏んだのは踏んだんですけど、甘かったというか…。ああいうのを糧にしてやっていくしかない」と痛恨のミスに反省の弁を語った。

いずれにせよ、チームを覆う負の連鎖が次々と新戦力をも丸飲みにしていくライオンズ。振り返れば、若林との交換トレードで加入した松原聖弥外野手(29)も初スタメン出場した6月26日の日本ハム戦(大宮)で〝悲劇〟が…。延長12回の攻撃で左翼後方への打球を五十幡による超ファインプレーで移籍後初安打を阻まれた。

チーム状態がチーム状態だけに、新戦力にはいっそうの期待と重圧がのしかかる悪循環。44勝98敗1分けペースで推移する西武に厳しい現実が突きつけられている。

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