バレーボール男子日本代表の高橋藍(サントリー)が〝大台突破〟のカギを明かした。
積極的にSNSの運用などを行う若きスパイカーは、インスタグラムのフォロワー数が約225万人。日本のアスリート界ではトップクラスの数字を誇る。8日の壮行会では「インスタグラムのフォロワーも300万人を超せるように」と高らかに宣言すると、会場は笑いに包まれた。
10日に都内で取材に応じた藍は、自身の壮行会時の発言について「少しボケというかエンタメ性を挟んで言った」としながらも「やっぱり自分はバレーボールを知ってもらえることが非常にうれしい。それは今回の五輪で自分たちが結果を出す、メダルを取るところが一番そういう(人気の)部分にももちろんつながっていくと思う」と狙いを語った。
6月末に幕を閉じたネーションズリーグ(VNL)では、主要国際大会47年ぶりとなる銀メダルを獲得。しかし、藍はケガの影響でファイナルラウンドを全試合コート外から見守った。「やっぱりこの後に控えている五輪にピークを持ってくることが必要」と無理をしなかったこともあり「痛みがゼロとは言えないが、非常にいい形で練習もしている」と順調に回復中。パリ五輪に向けては「僕もチームも金メダルを目標に置いている。ただ、簡単な目標ではないので、ステップを上げていかないといけない」と一戦必勝で頂点取りを目指す構えだ。