バレーボール男子日本代表の西田有志（大阪ブルテオン）が、妻で女子代表の主将・古賀紗理那（ＮＥＣ）への〝尊敬〟を口にした。
６月末まで行われたネーションズリーグ（ＶＮＬ）で女子代表の銀メダル獲得に大きく貢献した古賀は、２６日に開幕するパリ五輪限りで現役を引退すると表明。１０日に都内で取材に応じた西田は、２～３年前から古賀の引退の話が上がっていたことを明かした上で「スッキリしたと言っていた。人生設計を決めることが今のパフォーマンスにつながっている。（発表することで）スッキリするならいいと思う」と決断を尊重したという。
初出場となった東京五輪での古賀はケガもあり、不完全燃焼で幕を閉じた。それでも、リベンジに向けて走り続ける古賀の姿は西田にとって大きな力となっていた。古賀のすごさについて「常にストイック。僕もストイックだと思うが、それ以上。自分の体に合ったことをやって、自分よりも結果出しているし、そこは素直に僕はかっこいいと思う。僕は奥さんの努力を間近でずっと見ていた」と振り返った。
パリ五輪では男女ともにメダル獲得が期待される。西田は「男女ともに一緒の目標を立てられるのは本当にない機会」と快挙達成に意欲を見せた。