作家の志茂田景樹氏(84)が10日「X」(旧ツイッター)を更新。山形県で可決された、1日1回笑うことを努力義務とした条例を疑問視した。
山形県議会最大会派の自民党が提出した「笑いで健康づくり」推進条例案が5日、本会議で可決された。笑う頻度が高いほど死亡リスクが低くなるとする山形大学医学部の研究結果を踏まえ心身の健康づくりを推進するのが目的とするもの。
この報道に志茂田氏は「天国で井上ひさしさんも笑えず困惑している。井上さん出身県の山形県議会で1日1回笑うことを努力義務とする旨を盛り込んだ条例が成立」と小説家・放送作家として、ユーモアあふれる作品を残した井上ひさしさんの名前をあげつつ、この条例を疑問視。
続けて「県民の多くは戸惑いの笑いを浮かべたろう。笑いたくない人もいる。笑いを義務付けられてはたまらない。笑える環境を作ろうというのなら分かるが、これはチョンボ!」とあきれた論調でつづっている。