救世主に立候補だ。ドジャースが７月に入って９日（日本時間１０日）までの８試合で３勝５敗と苦戦を強いられている。
最大の要因は投手陣だろう。今月のチーム防御率７・５５はＭＬＢワーストの成績。９失点以上を５度も記録しており、再建は急務となっている。この日もフィリーズ戦に先発したミラーが４回１０安打９失点の大乱調で１―１０で大敗。加えて今季の開幕投手を務め、１８試合で１０９イニングを投げたグラスノーが腰の張りで負傷者リスト（ＩＬ）入りすることも決まった。山本、ビューラーも６月下旬から離脱し、先発の台所事情は厳しさを増す一方だ。
そんな中、名乗りを上げたのが元ドジャースのトレバー・バウアー投手（３３）だった。米専門メディア「ドジャース・ネーション」がミラーの炎上を「Ｘ」（旧ツイッター）に投稿すると、バウアーはそれを引用して「もし彼らが望むなら、最低保証年俸でやりますよ」とリポストした。バウアーは以前にもドジャース復帰を熱望する内容を投稿したが、古巣を含めてメジャー球団からオファーは届いていない。
レッズ時代の２０２０年にサイ・ヤング賞を受け、翌２１年からドジャース入り。ただ、女性への暴行疑惑（和解済み）などもあって２３年１月にドジャースを追われた。現在はメキシカン・リーグでプレーを続けながらＭＬＢ復帰の道を模索しているが、果たして…。