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【阪神】大竹耕太郎が今季6勝目も「個人的には一番悔しかった試合」

東スポWEB 2024年7月10日 22時42分

尻上がりの投球をみせた。阪神・大竹耕太郎投手(29)が、10日のヤクルト戦(甲子園)に先発。6回5安打1失点の粘投で今季6勝目をゲットした。

初回は先頭の宮本に中前打を許し、増田の犠打で一死二塁。早速ピンチを背負うと、3番・村上の中越え適時二塁打であっさりと先制点を献上した。それでも、2、3回は無安打投球を披露。4回には村上の中前打などで走者を背負ったが、後続を断ち、6回には一死一塁から村上を併殺打に抑えた。緩急を生かしてヤクルト打線を封じ、最後は大きくガッツボーズを見せた。

この日の聖地は湿度が80%を超え、蒸し暑い中での登板となったが、「毎日寝る前にクソ暑い中で、めちゃくちゃいいピッチングしてるイメージを湧かしてるんで。それで、『うわあ』っていうのはなくなってきました。いい傾向だと思います」と振り返った。

一方で、白星をつかんだとはいえ、6回83球と余力を残しての降板。「14試合投げて個人的には一番悔しかった試合。采配どうこうではなく、あそこ(7回に代打が送られた場面)で変わってしまうのは、自分自身まだまだだなというか…」と唇をかんだ。だが、マイナスに捉えているわけではない。「もう1、2回投げたいという感情が出てきたのはすごく大きいし、無意識に首脳陣にも伝わると思う。もっと投げれるよというのを見していきたいなと」と言葉に力を込めた。

岡田彰布監督(66)は早めの継投について、「まだ全く行く気だったんだけど、後ろのピッチャー投げてないし。明日また開くんでね、変えたんですけど」と説明。その上で、チームを4連勝に導く好投を見せた左腕を、「初回1点取られたけどね、その後はうまく緩急使ってね、持ち味出して投げてましたよね」とたたえた。

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