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松本人志代理人が新たな〝文春砲〟に猛反論 絶対に忘れてはならない裁判の「大原則」

東スポWEB 2024年7月11日 5時3分

ダウンタウンの松本人志(60)の女性問題を報じた「週刊文春」と、松本の代理人弁護士の間で10日、激しい応酬が繰り広げられた。

2015年に松本から性的行為の強要があったと主張するA子さんの証言を文春が報じたのは昨年12月のこと。すると、松本は同誌を発行する文藝春秋などに損害賠償と訂正記事の掲載を求めて提訴した。

そんななか、この日「週刊文春電子版」が松本側がAさんの出廷妨害工作を行っているという衝撃の情報を掲載した。これに松本の代理人である田代政弘弁護士が声明を発表し、猛反論するなど異例の展開となっている。

現在進行中の裁判に関わってきそうな重要部分は主に3か所。

文春によれば、A子さんはかねて信頼する男性X氏に一連の騒動を相談。すると田代弁護士がX氏に接触し、A子さんの出廷を取り止めるよう持ち掛けたという。X氏はこの申し出を拒否。すると田代弁護士はA子さんとX氏の不倫疑惑をチラつかせ、それを一部週刊誌が記事化しようとしていると〝圧力〟をかけてきたという。

これに田代弁護士側はX氏との面会は認めたものの、A子さんの出廷妨害は否定。2人に不倫疑惑が浮上していることをX氏に伝えたことは事実だが、決して脅しではなく「大丈夫ですか?念のため、お耳に入れておきますと伝えた」とした。

2点目はA子さんが2月から何者かに尾行されていたこと。文春は松本側の差し金だと匂わす書き方をしている。一方、田代弁護士は6月に2度、調査会社を通じてA子さんの行動確認はしたが、それは具体性のある匿名の投書が2通届いたからだと主張。田代弁護士はその投書自体に文春の関与を疑っている。ようは文春に〝ハメられた〟と言いたいわけだ。

3点目は女性週刊誌の元編集長がX氏とA氏に和解のための金銭交渉を持ち掛けてきたこと。これに田代弁護士は「金銭提供を持ちかけたり、持ちかけようとした事実は一切なく、そのような考えも持ち合わせていないことを強く主張いたします」と完全否定した。

長期戦確実な文春と松本の裁判。裁判を有利に進めるためにアノ手この手を駆使するのはよくあることだ。しかし、その目的が真相究明を妨げるものであってはならない。

今回、文春側が強調しているのは「妨害工作」。これが認められれば、現在行われている松本と文春の裁判に深刻な影響を及ぼしかねない。だからこそ田代弁護士は「看過できない」とすぐさま反論した。

両者のバトルは法廷外でも苛烈化している。

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