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【バレーボール】石川祐希は〝挑戦者〟強調 日本が「金」に現実味も強豪国は五輪にピーク

東スポWEB 2024年7月11日 6時14分

あくまでも挑戦者だ。バレーボール男子日本代表の主将・石川祐希(28=ペルージャ)が10日、都内で取材に応じ、26日に開幕するパリ五輪へ向けて「このチームで金メダルを取れるかが全て」と意気込んだ。

6月末に幕を閉じたネーションズリーグ(VNL)では、主要国際大会47年ぶりとなる銀メダルを獲得し、目標だった「決勝進出」をクリア。1972年ミュンヘン大会以来、52年ぶりの五輪金メダルが現実味を帯びてきた。ただ、選手や関係者に心のスキはない。

男子代表のサポートに携わるバレーボール関係者は「(VNLでは)男子決勝の試合を見る限り、フランスは予選よりギアを上げていた。日本もパリ五輪は決勝トーナメントに行けると思うけど、問題はそこから。日本は常に9割くらいのレベルでやっているけど、海外は7~8割かなという印象。波はある感じだけど、五輪のような大事な戦いだときっちりギアを上げてくる」と指摘。ここ一番にピーキングを持ってくる海外勢の底力に警戒感を示す。

男子代表は9日のチームミーティングでパリ五輪のターゲットを「金メダル」に設定。石川は「(VNLで)決勝まで行って金メダルのイメージは少し持てた」と手応えを口にしながらも「注目されるのはありがたいけど、みんなが思っているより簡単なものではないし、勝てる保証もない。やっぱり地に足をつけてないと足をすくわれてしまう。あくまで僕たちは挑戦者だし、最近力をつけてきたチーム」と気を引き締めた。

VNLの結果は通過点という認識で「五輪で勝つことこそ、今までやってきたこと、僕たちが強くなったと証明ができる」ときっぱり。難敵の壁を打ち破り、表彰台の頂点へ駆け上がる。

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