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吉田正尚 先制打&2ランで4打数3安打4打点の大暴れ

東スポWEB 2024年7月12日 12時28分

レッドソックスの吉田正尚外野手(30)は11日(日本時間12日)のアスレチックス戦に「6番DH」で先発し、4号2ラン本塁打を放つなど4打数3安打4打点の活躍で打率を2割6分5厘に上げ、7―0での勝利に貢献した。

初回、二死満塁のチャンスで第1打席を迎える。アスレチックスの先発右腕メディーナに対しカウント0―2からの3球目、98マイルのストレートを詰まりながらもライナーで二塁手の右を抜く右前打を放ち、二者が生還。バットを折りながらも「なんとか振り切って打てた」という一打でチームに先制点をもたらす。

3回、二死走者なしで迎えた第2打席はカウント0―2からの3球目、96マイルのストレートを今度はしっかりと捉え、打球速度107・6マイルの痛烈なライナーを放つが惜しくも右直に倒れる。

第3打席は5点リードの6回、無死一塁で代わったばかりの2番手左腕ミュラーと対戦。初球はピッチクロック違反でボール。その後もボールが続くがカウント3―1からの4球目、内角高めの92マイルのストレートを角度を付けてはじき返すと、打球はグングン伸びて右中間にあるレッドソックスブルペンに着弾。リードを7点に広げる一打に、フェンウェイパークは大きな歓声に包まれた。

8回の第4打席は3番手右腕オタニェスに対し1ストライクからの2球目、84マイルのスライダーを右中間に落とす右前打を放った。

吉田は試合後、本塁打を放った打撃について「少し詰まったが、ボールの内(側を)しっかり(打って)、スピンもかかって、今日も風が味方してくれて良かった」と振り返り、打撃でいい状態が続いていることについては「打ちにいって見逃すという作業ができてくれば自然と打てるし、甘い球を1球で仕留めていければ自然とよくなると思う」と説明した。

球宴前の前半戦は翌12日からのロイヤルズ3連戦を残すのみとなったレッドソックス。吉田は「チームは今、上を目指して1勝1勝を積み重ねているところ。あと前半戦(の試合)は3つ。シリーズを勝ち越せるよう(ロイヤルズは)調子がいいチームですし、しっかり戦っていきたい」と意気込みを語った。

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