狙い打つ！ ノア１３日の東京・日本武道館大会でＧＨＣヘビー級王者の清宮海斗に挑戦する稲村愛輝改めＹＯＩＣＨＩ（よいち＝３１）が頂点を誓った。
昨年から武者修行のため無期限の海外遠征に出たことをきっかけに地元栃木・大田原の雄、那須与一から名を借りてリングネームを変更。心機一転して帰国したＹＯＩＣＨＩはいきなり団体最高峰のベルトに挑むことになった。１２日、都内で行われた調印式に武者姿の〝正装〟で姿を見せると「すでに自分の中で戦いは始まって続いている。すでに陣中に身を置いているということでこの姿で会見に臨んだ」と語る。
そして「明日、日本武道館で清宮海斗とＧＨＣヘビーのベルトをかけて戦うことをうれしく思って興奮している。アンタが王者じゃ、ノアは日暮れのままだ。アンタを一撃で射抜いて、ノアの新たな夜明けとなる。持てる力全てをもって清宮海斗を打ち倒します」と勝利を宣言した。
対する清宮は「日本武道館というＧＨＣ戦が数々行われてきた特別な場所でＹＯＩＣＨＩと生え抜き同士のＧＨＣ戦。ノアが明日どうなるか分からないという時に共に練習しながらノアの未来を語り合った仲なので、とてもワクワクしている部分があります」と闘志をみなぎらせる。
海外遠征で自信をつけて帰ってきた後輩に警戒しつつも「心苦しいですけど、日本武道館ですべて消えるんじゃないかなって思っています。新しいＧＨＣ戦を俺がちゃんと見せて、プロレスリングノア新時代への革命を起こします」と必勝を誓った。