日大は１２日、公式サイトで重量挙部で発覚した金銭不祥事について発表し、謝罪した。
同大によると、昨年１２月までの１０年間、本来ならば入学時納付金（入学金・授業料等）の全部または一部を免除されている奨学生部員からも、納付金全額を代理徴収する違法行為があったという。
手口は悪質だ。同部の幹部Ａは部内に指示し、奨学金制度の対象者に「納付金の免除は２年目から」などと虚偽の記載のある入学案内および納付金の請求書を送付し、重量挙部の金融機関の口座に振り込ませた。手に入れたカネは現金化し、自身の管理下に置き、その多くを私的に使用していたというから、なんとも大胆なネコババだ。
日大は「１１年以上前についても同様の違法行為がなかったか、調査を継続しているところです。被害者及び保護者の皆様に対して深くお詫び申し上げるとともに、本学として被害回復に向けた手続きを開始致しましたので、お手数をおかけしますが、ご協力のほどをお願い申し上げます」と記した。
さらに「同部員らには一切非はありませんので、部の活動はこれまでどおりに継続して参ります」と表明した。
薬物問題で大騒動となった日大アメフト部が記憶に新しい中、新たな不祥事にネット上では「また日大か」「林真理子、出番だぞ！」「もう廃校じゃないか」「一度全ての運動部を廃部にしたほうがいいな」と非難する声が上がっている。