巨人・阿部慎之助監督（４５）が３―２でサヨナラ勝ちを果たした１２日のＤｅＮＡ戦（東京ドーム）後、Ｇ党に向けて〝珍オファー〟を送った。
劇的勝利を飾った。２回に主砲・岡本和真内野手（２８）のリーグ単独トップとなる１６号ソロで先制したが、先発・戸郷が２、３回にそれぞれ１点ずつを失ってビハインドの展開に。それでも８回に丸の８号ソロで追いつくと、最後は９回に先頭・大城卓の二塁打、この日一軍復帰の坂本が進塁打で一死三塁としたところで、若林がレフトへのサヨナラ適時打を放ち終止符を打った。
２位・ＤｅＮＡとの首位攻防戦を制し、６連勝でセ首位をキープ。阿部監督も「すごいゲームで興奮しました。（若林は）本当にね、大したもんだなと思った」と絶賛すれば「とにかく明日。今日は今日で切り替えて明日どう勝つか、みんなでやっていきたい」と連勝街道への意気込みを語った。
復調傾向にある岡本和についても「すごいナイスホームランでした。その後の打席でゲッツーもありましたけど、いつもよりすごく集中力があっていい打席に僕は見えましたね」と脱帽。一方で、会見終了後には自ら口を開き「ファンの方に伝えてほしくて。『レフトへ放り込め、岡本』みたいな応援歌があるけど『ライト』にしてほしい。聞こえると力んじゃうから（笑い）」と笑顔で〝阿部節〟もさく裂させた。