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【巨人】坂本勇人 復帰初戦4タコも…要所でシブい働き「決していいとは言えないですけど…」

東スポWEB 2024年7月13日 0時14分

不振で二軍調整していた巨人・坂本勇人内野手(35)が12日に約2週間ぶりに一軍に昇格。同日のDeNA戦(東京ドーム)に「6番・三塁」で即先発出場すると、4打数無安打に終わったものの、9回にはサヨナラ勝利を演出する値千金の進塁打を放つなど、攻守で存在感を発揮した。

坂本の登場をG党は今か今かと待ちわびていた。試合前のスタメン発表では坂本の名がアナウンスされた瞬間、球場全体に拍手&大歓声が沸き起こった。そんな中、1―0の2回一死で迎えた第1打席はカウント2―2から相手先発ジャクソンの投じた低め直球に手が出ずに見逃し三振。渋い表情を浮かべながら打席を後にした。

2、3打席目はいずれも中飛に倒れたが、2―2の9回無死二塁で迎えた4打席目はカウント0―2から4球目をしぶとくヒッティング。二ゴロと安打にこそならなかったが、その間に二走の代走・佐々木は三進し、最後は西武から移籍した若林が三塁手の横を抜けるサヨナラ適時打を放ち、劇的な勝利を飾った。

守備ではベテランらしい美技を披露した。7回二死走者なしからオースティンの放った三塁線を襲う鋭い打球をダイビングキャッチ。背番号6の好守に観客はどよめいた。

坂本は自身の状態について「決していいとは言えないですけど、なんとか試合に出ないといけないので、その一心で食らいついていっています」と説明。阿部監督も「(状態は)良くないよね」と率直な評価を下したが「良くないけれども、ああいうの(進塁打)が最後にできる精神状態だから心配してないかな。明日も頑張ってもらおうと思います」と背番号6への期待を口にした。

チームは破竹の6連勝で首位をキープ。復活を期す坂本も、好調の波に乗ることはできるか。

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