卓球男子でパリ五輪代表の戸上隼輔(22=井村屋グループ)が、〝制御不能男〟から刺激を受けて目標のメダル取りに挑む。
卓球界一のプロレス好きで知られる戸上は、新日本プロレスのIWGP世界ヘビー級王者・内藤哲也のファン。内藤は6月30日(日本時間1日)、米ニューヨークでのAEWとの合同興行で、前王者のジョン・モクスリーを撃破。パリ五輪と同時期に行われる真夏の祭典「G1クライマックス」(20日、大阪で開幕)に、IWGP世界王者として臨む。
戸上は「応援している選手がこうして頑張っている姿は、自分の中で感化される部分があるし、(競技の)モチベーションにつながる部分もある。もちろん、G1は内藤選手に優勝してもらいたい気持ちが一番。自分が一番大きな目標としている五輪でのメダルを、次は見せられたら」と鼻息を荒くした。
日本代表は12日、都内で練習を公開。戸上は「パリ五輪に向けて順調に調整できている。ここ最近、世界ランキングも15位以内に入ることができたり、結果も少しずつ上向きになってきている」と充実した表情を浮かべた。
五輪メダリストとして、内藤の〝聖地〟ファミレスへ凱旋を目指す。