女子ゴルフの今季メジャー第４戦「エビアン選手権」２日目（１２日＝日本時間１３日、フランス・エビアンのエビアン・リゾートＧＣ＝パー７１）は悪天候のため、サスペンデットとなり、６６人がホールアウトできなかった。４位から出た古江彩佳（２４＝富士通）は１３番ホールを終え、６バーディー、ボギーなしの通算１２アンダーとし、２位に３打差をつけ、暫定ながら単独トップに立っている。
この日も安定感のあるゴルフで、１番パー４から３連続バーディーを奪う。７番パー５、９番パー５でもバーディーを奪うなど前半で５つ伸ばすと、首位に立って迎えた後半の１１番パー４でもバーディー奪取。初日からノーボーギーを続けており、初のメジャー制覇へ躍進を続けている。
試合を中継した「ＷＯＷＯＷ」で解説を務めた岡本綾子は、古江について「完璧なゴルフ」とし「リズム、テンポが戻ってきた感じ。パットも良くなっているし、今全部がいいんじゃないですかね」と大絶賛。その上で「今年に入って４、５、６月と低迷していたけど（パリ）五輪代表が決まってから吹っ切れた、と個人的には思うんですけど」と指摘した。
古江は五輪出場に意欲を示していた中、惜しくも代表の座を逃したことで、逆に目の前の試合に集中できるようになったと分析し、今後のさらなる活躍を期待していた。