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【マリーゴールド】イヨ・スカイ 圧巻の凱旋勝利! 林下詩美にエール「自分の突き進む道を信じて」

東スポWEB 2024年7月13日 19時1分

米WWEスーパースターが、日本マットを席巻した。13日の女子プロレス「マリーゴールド」東京・両国国技館大会で、元WWE女子王者イヨ・スカイが約6年1か月ぶりに日本マットに凱旋。林下詩美(25)にシングルマッチで快勝した。

役者が違った。覆面姿のイヨがWWEマットでおなじみの入場テーマ曲で登場すると、会場の空気が一変した。イヨがマスクをかぶるのは、スターダムで「クイーンズ・クエスト(QQ)」に所属した時以来。くしくも、先に入場した詩美も覆面姿。同じQQを背負った詩美との一戦に、イヨも特別な感情で臨んだ。

試合開始のゴングがなると、観衆は次々と繰り出される世界最高峰の技に酔いしれた。バク転からのドロップキック、トペ・スイシーダ、カウンターのフランケンシュタイナー…。流れるような攻撃で、詩美に隙を与えない。

10分過ぎにはスワンダイブ式ミサイルキックから、619でたたみかけ、コーナートップから鮮やかなムーンサルトアタックを発射。ハイジャクボムも連続で阻止してみせる。

詩美の旋回式スリーパーからの胴締めスリーパー、ジャーマンで追い込まれる場面もあったが、雪崩式ジャーマンはカウント2で返す。さらに、ハイジャックボムの餌食となったが、イヨはこれもカウント2で返し、観衆を驚がくさせた。

焦る詩美がラリアートを連発してきたところを、イヨは見逃さなかった。クロスフェースからのヒザ蹴りで逆転すると、ツームストーンパイルドライバーを発射。最後は必殺のムーンサルトプレスで鮮やかに宙を舞い、圧巻の3カウントを奪った。

大「イヨ」コールに包まれた会場でマイクを握ったイヨは「6年前、私は『リングの上はどんなに距離が離れていても、世界中どこでもつながっている』という言葉を残して日本を旅立ちました。間違いなく、この試合は奇跡のマッチアップでした。実現してくれたマリーゴールド、WWE、そして対戦相手の林下詩美選手、素直にありがとうございます」と感謝の言葉を送った。

さらに詩美に「『誰を信じるかは自分で決めろ』、その言葉の答えを教えてあげようか。誰を信じるか、それは己自身、自分自身の夢を信じて。そして自分の突き進む道を信じて。自分のこと、あなたのことを信じてくれるみなさんのことを信じて、これからも歩み続けてください。そしてその先に、大輪の花を咲かせてください」とメッセージ。

最後は「私もまだまだ海の向こうで、世界のその先の伸びしろを追い求めて走っていきます。これからも頑張って、みんなで高め合っていきましょう。今日は奇跡の一戦を見届けてくれてありがとうございました!」と観衆に呼びかけ、優雅にリングを後にした。

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