米プロバスケットボールNBAレイカーズの八村塁(26)を巡るトレード報道が現地で過熱している。
八村は昨季大きく飛躍を遂げたが、レイカーズはJ・J・レディック新監督のもとでチーム改革を推し進める方針で、大物獲得のために八村はトレード要員になっている。
今夏にさまざまなトレード計画が浮上する中で、米メディア「ブリーチャーリポート」が新たな移籍先の可能性を伝えた。
「トレイルブレイザーズはジェラミ・グラントをレイカーズに移籍させ、八村塁、ゲイブ・ビンセント、2029年ドラフト1巡目指名権(上位3名の場合はプロテクトされる)、30年ドラフト2巡目指名権を獲得する」と具体的なトレード案を報じた。
東京五輪で金メダルを獲得した〝ドリームチーム〟米国代表の一員だったグラントは、昨夏に大型契約を結んだが今夏に退団が噂されている。
そうした中で、米メディア「ローズ・ガーデン・リポート」は「レイカーズはグラントの獲得について話し合ってきている」とトレード交渉が水面下で行われていると指摘。八村が交換要員の有力候補だが「これまでのところ、トレードの詳細で交渉は停滞している」と細部で折り合いがついていないようだ。
その上で「ブリーチャーリポート」は、レイカーズ側が譲渡するドラフト指名権がカギになると指摘。「指名要求を半分に減らし、1位にちょっとしたプロテクトを加え、将来の2位も加えれば、ブレイザーズは成功するはずだ。八村とビンセントは、ポートランドが望む限りはどちらもプレー可能だ」とトレイルブレイザーズ側は八村の獲得に積極的だという。
八村が今季西地区で最下位に沈んだトレイルブレイザーズの救世主となるのか。その動向から目が離せない。