巨人の〝円熟エース〟菅野智之投手(34)がまさかの背信投球だ。
7連勝中の巨人は14日のDeNA戦(東京ドーム)で菅野が先発。初回、先頭・梶原に左前へ二塁打を許すとオースティンに右翼フェンス直撃の二塁打を浴びた。
いきなり迎えた無死二、三塁のピンチ。ここで佐野に左前へ2点適時打を許した。わずか7球で2点を失った右腕だったが、その後も立ち直る気配はなし。一死一塁から宮崎に二塁打を許すと一死二、三塁で山本に右犠飛を許した。さらに桑原にも適時打と一挙4点を失った。
茫然とした表情でベンチへ引き上げた背番号18。この日の試合前まで防御率1・94、7勝1敗と安定していた右腕がまさかの乱調だった。ベンチの阿部監督は厳しい表情で前を向いた。