立憲民主党最高顧問で元総理大臣の野田佳彦氏が１４日、ＡＢＥＭＡ ＴＶ「ＡＢＥＭＡ的ニュースショー」に出演し、共演者から質問攻めにされタジタジになる場面があった。
野田氏は「私の時に（政権を）手放したんで悔しいんです。取り戻さないと。そのために何でもやろうと思ってるんですけど、むしろ企画・演出の方がいいと思っています」と裏方に徹する考えを示した。
政治ジャーナリストの青山和弘氏は「全然知られてない人をポーンと持ってきても厳しいと思う。野田さんが政権交代をして、若手を登用した野田内閣を作って次にバトンを渡せばいいんですよ。バトンを渡す中継者が必要ですよ、立憲には」と主張。前衆院議員の宮崎謙介氏も「自民党の中でも誰が立憲の代表になったら手ごわいかと言ったら、絶対、野田さんですよ」と証言。
続けて宮崎氏は「逆に聞きたいのが、自民党総裁選挙でコイツが来たらやりやすいな、コイツが来たら手ごわいな。それぞれ聞いてもいいですか？」と質問した。
野田氏は苦笑いを浮かべ「内心ではありますよ。それ言ったら企業秘密になっちゃう」とタジタジ。一方で「刷新感のある人が出てきた時に、だまされる人が増えると思う」と指摘。
その上で「政治資金規正法。あれでみんな賛成しているんだから、自民党は。我々は叩かなきゃいけないんだけども。菅（義偉）さんが少し人気なくなった時に岸田（文雄）さんに代わってすぐ選挙やった時に我々は負けましたよね。で、枝野（幸男）さんは辞めたワケですよ。同じような成功体験を自民党は持ってるから、清新な感じの人に代えて勝負をかけてくる可能性は十分にあると思う」と警戒を強めていた。