Infoseek 楽天

【ソフトバンク】小久保監督も「今日はやっぱり万波の送球」 敵の好守でカード勝ち越しならず

東スポWEB 2024年7月14日 19時35分

ソフトバンクは14日の日本ハム戦(エスコン)に1―3で敗れ、今季初の3カード連続での負け越しとなった。

相手のビッグプレーに流れを止められた。打線は相手先発・伊藤の多彩な変化球の前に苦戦。3回にこの日1番でスタメン起用された川瀬の安打などで一死一、三塁とし、今宮の右前打で1点を先制したが、その後はゼロ行進が続いた。

そんな中で7回に好機が訪れた。相手の失策などで二死二塁の場面を作ると、甲斐が右前打を放った。二塁走者は球界の韋駄天・周東。誰もが同点かと思ったが、右翼から矢のような送球が送られ、まさかの本塁タッチアウトに。右翼手・万波の強肩に同点の機会を阻まれた。小久保監督も「今日はやっぱり万波の送球」と相手をほめるしかなかった。

思えば、万波を含め外野手の送球を徹底的に鍛え上げてきたのは敵将・新庄監督。キャンプのキャッチボールから低く強い送球の意識を植え付けさせ、それが実を結んでいる。小久保監督は「新庄監督は就任してから外野の守備力アップと言っていた。今年初めて一軍監督をやらせてもらって、彼ら(日本ハム)の成長を目の当たりにする。これはわれわれも見習って」と語った。

さらに「自分自身が成長しようという中で(日本ハムが)着実に成長している姿を見ると、われわれのチームも首脳陣、コーチを含めて技術を上げる取り組みをやるべきだと感じましたね」と続けた。

17勝5敗1分けと圧倒した6月から一転して7月は3勝7敗と負けが先行。順調に貯金を積み重ねてきたホークスにとっては辛抱の7月だ。「とりあえずオールスターを挟むので、今はひたすら我慢します」と語る指揮官。敵チームからも学びを得ながら、我慢の時期を乗り越えたい。

この記事の関連ニュース