まさかの黒星発進だ。大相撲名古屋場所初日(14日、愛知県体育館)、新関脇の大の里(24=二所ノ関)は大関経験者の幕内御嶽海(31=出羽海)に一方的に押し出され、黒星スタートとなった。
新小結で臨んだ5月の夏場所は、史上最速となる初土俵から所要7場所で優勝を達成した。今場所で連覇を果たせば三役2場所で大関昇進の可能性もある中、3度の優勝を誇る元大関に完敗を喫していきなりつまずいた。
取組後の大の里は「ダメでしたね。明日に向けて修正して頑張りたい」と言葉少な。緊張感について問われると「ないですね。明日、しっかり集中して頑張ります」と自らに言い聞かせるように話していた。