女子プロレス「スターダム」の前ワンダー王者・安納サオリ（３３）が、地元・滋賀県で同王座奪還を誓った。
６月２２日の代々木大会でセンダイガールズ（仙女）の岩田美香（２８）に完敗し、ワンダー王座から陥落。王者となった岩田の呼びかけで、１５日の仙女・後楽園ホール大会で岩田が持つ仙女ワールド＆ワンダー王座の２冠をかけて再戦することになった。
王座戦前日には地元・滋賀の県立文化産業交流会館イベントホール大会に出場。第１試合で同じ「コズミック・エンジェルズ（ＣＡ）」のさくらあやと組み、同じくＣＡのなつぽい＆玖麗さやかと対戦した。
試合では親友のなつぽいと激しくエルボーを打ち合い、顔面蹴りで王座戦へ気合を入れられた。最後は玖麗をとらえた安納がポテリングで３カウントを奪った。
試合後、マイクを持った安納は「滋賀県の皆さん今日はありがとうございます！ 来年は私の地元大津で（試合を）したいな…。いや、します！」と凱旋大会の開催を宣言。翌日の王座戦に向けて「明日私は２冠チャンピオンになります。地元の滋賀県が大好きな安納サオリでした」と地元のファンに誓った。
バックステージでも「今日、地元でもすごいパワーをもらったし、仲間との戦いでもすごいパワーもらった。明日私は２冠チャンピオンになる！ 岩田美香に勝つ！」と改めて決意を表明。かねて安納とのワンダー王座戦を熱望するなつぽいからは「サオリ、いよいよ明日だね。待ってるから。信じてる」と見つめられた。
親友の言葉に安納も「うん。信じて。ホンマにみんなに支えられたし、みんながいたから明日を迎えられる。ありがとう。いってきます」と約束。その後、同日に行われるＯＺアカデミー新宿フェイス大会に出場すべく、東京方面へ向かった。