新日本プロレスとメキシコCMLLの合同興行「ファンタスティカマニア」(13日=日本時間14日、カリフォルニア州サンノゼ)で、IWGPジュニアヘビー級王者のDOUKI(32)が、CMLLのスーパースター・ミスティコからの挑戦表明を受諾した。
5日の東京武道館大会でエル・デスペラードを破り第97代王者となったばかり。米サンノゼ大会ではメイン戦でミスティコと組み、ボラドール・ジュニア&ロッキー・ロメロと激突した。IWGPジュニアのベルトを巻いて入場すると、MLWミドル級のベルトを腰にしたミスティコとがっちり握手をかわした。
観衆から「DOUKI」コールが上がる中、ロッキー相手にスピーディーな攻防を披露。悪党コンビに巧みに攻め込まれる場面もあったが、ミスティコとの連係攻撃を見せて一進一退の熱闘となった。
DOUKIはこれまで敵対していた相手コンビの同士打ちを誘い、ロッキーをぶつけてボラドールを場外に排除した。すかさずトぺ・スイシーダでボラドールを吹っ飛ばすと、ミスティコがロッキーにコーナー上段からダイビングクロスボディーを発射。最後は鮮やかなラ・ミスティカを決めて、ロッキーからタップを奪った。
快勝の日墨王者コンビは、試合後に再び握手。さらにお互いのベルトを指さし合った。マイクを握ったミスティコは「ここにいるみんなも、俺とお前が1対1で戦うことを望んでいる。お前のベルトをかけて戦うならこの上ないだろう。それを望まないなら、俺のMLWのベルトをかけてやろう。ぜひ俺とお前のシングルマッチを実現させよう」とシングル戦を要求した。
これに握手で応えたDOUKIは、バックステージで「楽しかった。とても楽しかったよ」と話すと、「聞いただろう? ミスティコの言葉を聞いたか? もちろん、俺は受けてやるぜ」とIWGPジュニア王者として挑戦を受けて立った。
さらに「お前は、メヒコで名高い人物の1人だ。誰もがミスティコの名を知っている。お前に勝ったなら、このベルトはさらに輝きを放つだろう。挑戦を受けてやるよ。だが申し訳ない。お前には勝つ。いつでもどこでも受けてやるぜ。準備ができたら連絡をくれ」と、王座戦が実現した暁には、返り討ちにすることを宣言した。