大相撲名古屋場所初日（１４日、愛知県体育館）、ＮＨＫの大相撲中継に解説者の北の富士勝昭氏（８２＝元横綱）がＶＴＲで出演。幕内前半の取組後に、着物姿で登場し「こんにちは、北の富士です。去年の３月から長い間休んでしまいましたが、皆さまお久しぶりです」とあいさつした。
続けて「さて、今場所は照ノ富士が出場しますが、結果を残してもらいたいものです。大関は琴桜、豊昇龍が元気ですね。カド番の貴景勝は何とか頑張ってほしいものです。特に期待しているのは、先場所優勝した大の里。今場所、どんな相撲を見せるか楽しみです」と名古屋場所を展望した。
さらに、初日の割（取組表）を見ながら「三役以上はいい取組が多いね。照ノ富士とこれ（平戸海）はいい相撲取るんじゃないかと思ってるね」と話した上で「それでは皆さん、一緒に楽しみましょう」と視聴者に向かって呼びかけた。
北の富士氏は昨年３月の春場所から大相撲中継を休んでいた。今場所もこの日のＶＴＲ出演のみで、解説は〝休場〟となる。日本相撲協会の八角理事長（元横綱北勝海）は「電話では話したりしている。（以前に比べて）回復しているのでは」と話していた。